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基本のまとめ

それでは実際よく使われる1点透視と2点透視について書いていきたいと思います。
前回の基本のまとめになりますが


@同じ方向を向いた平行な線すっごい遠くまでいくと一点で交わる。

Aその線が地面と平行であれば消失点は水平線上に位置することになる。


は重要なんで覚えておいてください。

1点透視

これが使える場面は立方体を正面から見たものを想像してもらえればいいと思います。
しっかりと言うならば、視点(カメラ)が対象物に対して平行に並んでいるものに対して
この手法がとられます。

上から見ると分かりやすいかもしれません。
こんな感じで、見ている対象物がカメラに対して水平、垂直になっています。





では、立方体を色々な位置に平行に配置(上記の状態を作るため)してみましょう。

奥行きに使われる線は全部平行で地面からも平行なので、奥行きの線の延長線のすべてが
水平線上の1点で交わる
ことになります。
他の縦と横の線には角度はつきません

これが1点透視となります。




なぜ角度がつかないか

よく聞かれる質問なのですが

何故、縦と横の線には角度がつかないのか?という疑問を感じたことはありませんか?

その答えは最初にも書きましたが、同じ方向を向いた平行な線は
すっごい遠くまでいくと一点で交わるからです。

で、ここで人間の視界を考えてもらえば、すぐに理解できると思います。
人間の視界ですっごい遠くまで見れる方向軸って奥方向しかないんですよね。



横だってずっと先まで見れるよ、と言われるかもしれませんが、その時はきっと顔を横に向けて
いるはずです。
そうすることによって、横に奥行きが生じるので遠くまで見れるようになるんですね。



2点透視

もう、ここまでくれば2点透視も簡単です。

今度は立方体を斜めから見たものを想像してください。
これも、しっかりと言うならば、視点(カメラ)が対象物に対して平行からズレているもの
に対してこの手法がとられると言えます。

図では真斜めから見てますが、前述した通り奥行きの要素があればパースはかかるので
横の辺に対して垂直ではなければ2点透視が使えます。



では、これも立方体を色々な位置においてみましょう。
1点透視の時は横方向だった立方体の辺に奥行きの要素が加わっていますから
今回は奥行きを持つ平行な線は2種類あることになります。

その2つに『同じ方向を向いた平行な線すっごい遠くまでいくと一点で交わる』という
ルールを適用してあげれば、水平線上に消失点が2つあることになります。

これが2点透視となります。



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