髪のツヤベタ
ベタはベタ塗りと言いましたが、ツヤベタというのはその派生です。
主に髪の毛に用いられ、黒髪のハイライトと流れを表現します。
『髪は女の命』っていう言葉がありますよね。
その言葉どおり、ツヤベタを綺麗に描けると女性キャラもきっと綺麗になると思います。
筆圧で三角形を作る
まず、ツヤベタを入れるために出来ると便利なことがあります。
それは、
筆圧を使ってひと筆で三角の山を作ることです。
初っ端から技を一つ要求してしまって申し訳ないのですが、これは是非出来るようになってください。
最初のうちはストロークが逆のほうがやりやすいと感じるかもしれませんが
こっちの向き(「入り」と言います)で筆を入れたほうが、線が安定しますし掠れも出ません。
他の場面でもこれが出来ると色々楽になると思います。
パソコンでやるのは筆圧感知の問題上、そこそこ難しいので最初は筆ペンとかアナログのもので
練習するといいと思います。
キュッキュやってるうちにすぐ慣れると思います。
※
抜きで筆を入れるのが悪いわけではありません。
抜きのほうが上手くいく方はあえて変える必要はないでしょう
で、これが出来るようになったら次はその三角形を重ねて一つの束を作ります。
テンポよく筆を運ぶようにすると綺麗になります。
あんまり、ゆっくりと筆を運んでいると線がよれてしまいます。
また、一つ一つのストロークがあまりに均一だとおかしくなっていまう(狙ってやるなら別)ので
山の高さが揃わないようにしましょう。
下部分にツヤベタを入れる
では、実際ツヤベタを入れてみます。
とりあえず、私のよく使うやり方で申し訳ないのですが髪の下部分にだけ入れてみましょう。
こんな絵を用意してみました。
髪のハイライトは
頭の丸みに沿って、輪っかのように入ります。
実写の写真などを見ればよく分かると思います。
そのハイライトのあたりととりあえず入れておきます。
そうしたら、これに沿ってさっきの技法で筆のストロークの束をつけていきます。
これ(絵使い回しすいませんw)が一つの房になります。
これを、さくさくとハイライトのあたりにそって入れていきます。
この筆の使い方に慣れてしまえば時間は全然かからなくなります。
2,3分とかですむんじゃないでしょうか。
で、こんな感じで完成となります。
次は違う種類のツヤベタを色々入れてみたいと思います。